10/27/2011

Extension diary. 7)

2009年3月7日から27日の日記です。


 さあ、ご覧のとおり屋根ができました。日本の建築順とイギリスのそれと違いに気づきませんか?気づいた方、そうです。こちらでは、壁が先に作られるのです。それから屋根です。日本では、先に屋根を上げますよね。だから上棟式とかがあるのでしょう。いつも思っていましたが、雨が多いイギリスだから、屋根が先のほうが良いな、、、なんて。我が家も同じで壁が先でした。屋根瓦が新しいから光ってますね。元の色はこの色だったんです。
2年半たった今、かなんリ落ち着いた色になっています。両隣の増築は我が家のもっと前だったので、瓦の色はすっかり溶け込んでいます。


ちなみに、イギリスでは DIY(Do it yourself) はもう当たり前。家を買うと、ほとんどの家庭が増築するようです。左隣(写真に見えます)の家はDIY を始めて十数年、未だにゴトゴトやっています。土台はプロに、細かい所は自分で、というのがパターンです。また、イギリス人はガーデニングが大好きです。我が家の庭はかなり広いので、当然の如く野菜畑をつくり、毎年収穫を得ています。

 上の写真、3月末の週末、弟のルパートがフレームと窓の仕上げに来てくれました。前々回、フレームを上げた時、同時にフレンチウインドーの枠も作ってくれたにですが、いよいよガラスが入るのです。もちろん枠はオークです。右の写真は、できた後、内側から撮ったものです。実はこのフレンチウインドー、ルパートの友人の作品ですが、実は別の家に入れる予定だったのを我が家に回してくれた、、、ということです。そして、下の写真は、外側から見たものです。
ルパートはもともと、大きな家(豪邸です)や船を作っているのですが、イギリス国内だけでなく、スイスやルクセンブルグ、カナダでも仕事をしているくらい、超忙しいのです。それで、我が家には週末を利用して、全くのミニチュア版のオークフレームを上げてくれました。



建築許可がかなり厳しく、まず増築や新築の前に自治体に計画案を提出し、周りの住人に許可を取らなくてはいけません。ひとりでも反対があると、その計画はやり直し、許可が得られるまで非常な時間がかかる時があります。半分以上反対の場合は中止です。時には2年以上かかるみたいです。幸い我が家は、とても小さい規模で、リビングとキッチンを庭側に約3メートル、一階のみの増築だったので、許可を取る必要はなかったのです。両隣は二階やサイドにもの大規模だったので、我が家にも賛成か反対かの書類が来ましたが、私たちは別に反対する理由はないので、何も言いませんでした。


さて、最後に、なぜみんな増築するのか、、、、、。もちろん家が狭いからというのもあるでしょうし、単にDIYが好きということも在るでしょう。イギリスでは、日本と違って、古い家でも、だんだん価値が出てくるのです。それに付加価値を加えるために増築することが多いのですね。家を安く買って高く売る事ができるのです。また、ボロボロの家を安く買い、改築して高値をつけ売るというような投資屋もいます。ただ、今こんな不況なので家の値段はあまり良くないようです。この村、郵便局が一件あるだけの小さな村で、車は必須です。実際、街からそんなに遠くなく、庭も広いので悪くないのですが、通勤に時間がかかりすぎこと(20分でいけるところが1時間も!)、周りに何も無いことで、あまりに平和すぎて、、、、、。贅沢ですか?


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ウェブとブログ、更新しました。















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