1/30/2015

トップニュース、それぞれ。


日本でも、どこでも同じでしょうが、新聞によって、ずいぶん記事の内容が違います。同じ記事を扱っていても、中身は相当違います。そして、その記事に対するコメントもかなりの差がありますね。読んでて、非常に興味深いです。
私自身は、主に、The Guardian、BBC news、そしておもいっきりの大衆紙の Daily Mail に一応目を通します。たまに The Independent や地元紙の Bristol Post も読む時がありますが、、全てオンラインでです。昔は、毎土曜日、主人が The Guardian を買ってきて読んでいましたが、もう全く買わなくなりました。時代の流れです。

新聞によって、記事の扱いが見事に違うのですよね。イギリスでは、読む新聞によって階層(クラス)がわかるのですが、中流以上の人達は、Times、the Guardians、The Independent、The Telegraph 等など。偏見の塊でしょうが、いわゆる高等教育を受けている人達です。写真が非常に少ない。ややお固い。
タブロイドと呼ばれるサイズの新聞、例えば、Daily Mail、The Sun 等など、ゴシップが多く中流の下辺りから労働者向けです。写真も多くゴシップが主で、ありとあらゆる記事が載っています。ずいぶん前間違って、The Sun を開いたら、、、写真の内容に驚き、慌てて終了させました。Daily Mail はゴシップが多いので記事はほとんど飛ばして、主にコメントを読みます。けっこうイギリスの現実が表現されており、大衆の意見が聞けて面白いですよ。英語を含めてイギリス社会を勉強したい方には、とても参考になります。英語も簡単。

因みに、午後12時、現時点でのトップ見出しです、参考にして下さい。
Daily Mail (写真やコメントを主に読みます、記事の内容は最悪)
イギリスは、夏暑すぎると交通渋滞を引き起し、冬大雪に慣ればパニックを起こすと言った、エキストリームに極端に弱い国だと思います。
The Guardian (やや左よりの新聞で、教育熱心な中産階級の方たちが読む)
女性ジハディストのお話
今、ISIS 等の過激派が問題になっています。日本人の人質も出て、日本では遠いお話だったのが急に身近になったのではありませんか?イギリスやヨーロッパ大陸で生まれたモスリムの子供たちがどんどん過激になってきています。完全なる洗脳なんですけど、、、、。ただ、西洋諸国の自分たちの考え方を当てはめた対応では、問題は解決しないのですけど。結局お互いに「目には目を、歯には歯を」と言った考え方、うぅん、、、しかたのないことなのでしょうかねぇ?

BBC News 各新聞のトップ見出し
イギリスの新聞(Wikipedia)

The Times 等、いくつかの新聞は定期購買しないと全記事が見られませんのでパスです。
これらの新聞のそれぞれの記事に対するコメントを見ていると、その階層の考え方が見事に浮き彫りにされてて面白いです。


1/11/2015

「言論の自由」? - 2

先回、ちよっとヘビーと思いつつ、「Charlie Hedbo」の惨事に対するあまりにも感情的な反応に恐怖に思ったのは私だけではないようです。

その前に、簡単に結末までのストーリーを、、、、。まず、パリの過激風刺週刊雑誌社「Charlie Hedbo」での12人が惨殺され、二人は逃亡、一人はガールフレンドと共に、次の日ユダヤ人スーパーで人質を取り立てこもり、銃撃戦の結果本人と人質4人が死亡。スーパーの客15人は、なんとスタッフの誘導で地下の冷東庫に非難し難を逃れた。そのガールフレンドは生きのびすでにシリアに逃亡したとの報道がありました。ほとんど同じ事刻に主犯の兄弟二人は、パリ郊外の印刷工場に立てこもり結局銃撃戦で死亡したのです。そして、昨日今日と各地でテロに対するデモが繰り広げられています。各々に「Je suis Charlie」(私はシャルリー)のプラカードを掲げてのデモ。
これは、テロに対する、そして「言論の自由」を主張のデモである事は確かなのですが、実は物凄く微妙なのです。受取り方によって全く違った結果を生む怖さがあります。
イギリスの風刺はここまで過激ではない、と前回書きましたが、「Charlie Hedbo」のは、この事件が起きるまでの、その過激さでの批判は半端ではなかったのです。ところが今は全く逆で、全く「Charlie Hedbo」を知らない人まで「Je suis Charlie」のプラカードを掲げている。
つまり、「Je suis Charlie」と言う事はある意味で、過激で行きすぎた「言論の自由」に、更にイスラムを誹謗する事に賛同するとも受け取れはしないか?更なる対立を生む事になる

可能性が、、、?そんな意見もポツポツと、、、、。

昨日、BBC Radio 4 のプログラム(多くのプログラムで論議されています)では、私と同じような冷静なコメントが出されていたのにはホッとしました。なにしろメディアの反応とそれに対するコメントは、テロリストの思うつぼ的なものが多かったから、、、、。

今日は以下、全く別の記事を紹介します。
過激派テロリストから殺されたイスラム教徒の警官
ユダヤ人スーパーのヒーロー
他の「Charlie Hedbo」のイラストレーターの証言


他にも、少しづつこのタイプの記事が出てきています。



1/09/2015

「言論の自由」?

すみません、ちょっとヘビーかも知れませんが、ふと思っていることです。

今、イギリスでも新聞やテレビで、フランスの風刺習慣新聞社「Carlie Hebdo(シャルリーエブドウ)」襲撃惨殺事件が報道されています。詳しいことは、朝日新聞 を見て頂いて、、、。


以前にも過激な風刺でかなり批判を受けたり、イスラムの過激派から襲撃を受けたりの同社ですが、ついに高い報酬を払わなくてはならなくなった、、、。批判のイラストレータを含む12人がアルカイーダを名乗る3人組に襲撃を受け殺されたのです。Paris のど真ん中で起こったテロ事件。こちらイギリスでも大きな衝撃を受けています。英語の報道は The Guardian 又は BBC でどうぞ。

ここで取り上げたいのは、事件そのものより、「報道の自由」がどこまで許されるか、、、?
行き過ぎた批判の為におきた惨殺事件、秋興に限らず、全てに対して尊敬の念を持っていれば、こんな事件はありえなかったという意見もあります。私もそう思います。
私は、人に不快感や悲しみを与えたり、(特に他宗教を)批判したりすることが、「報道の自由」の上に許されて良いか、なんでも言って良いものか、、、疑問に思います。
ただ、テロリスト問題は根が深いので、単に不快に思っての報酬だとは思えないので、これは全く別問題!!人道上の問題で、絶対に起きてはならないことです。犠牲になった方には、僧階を頂いている人間としても、心より祈りを向けたいと思います。


各新聞記者のコメントやそれらの読者のコメントを読んでみて、見事なまでに「目には目を、歯に歯を」式の考え方が浮き彫りになっていると感じます。もちろん「12 人の殺害事件」ですから、テロリストを批判するのは当然なのですが。(何度も言いますけどね、、、。)
問題なのは、これらのテロリストたちはイスラム教徒(極端な過激派で、宗教を利用しているだけ)であるから、他のイスラム教徒も百話一絡げで、同じように考える傾向がある、と言うことでしょう!!!無知としか言いようはないのですが、現実です。すでに各地で、ケバブショップやモスクが焼き討ちにあっています。2001年に起きた 9/11 テロでも同じでした。この事件を機会にイスラム教に対する風向きが、思い切り変わったんです。アメリカだけでなく、イギリスでも、多分ヨーロッパででも同じでしょう? ここでもまたまた「目には目を、歯に歯を」で中東アジア侵略戦争の泥沼となったわけです。

イギリスでは、いろいろなタブーがけっこうあるんです。風刺マンガは各新聞でも必ずありますし「Carlie Hebdo」のように風刺が売り物の週刊誌「Private Eye」も存在します。昔からイギリス人のブラックユーモアは有名でしょう。でも、基本的に風刺の対象は、常に政治家やタレントで、一般人に対する差別的な発言は簡単にはできない社会なのです。
ちょっとでも反人権的な言動があれば、これこそ批判の対象となるのですからイギリスのメディアはかなり道徳的だと思いますね。やはり紳士の国ですか?
ところが、今回は、かなり過激に「Carlie Hebdo」の過激風刺画に賛同しています。紳士の国の国民も冷静さを失っているような。まぁ、全てのイギリス人が紳士的かというと、そうではありませんが。

逆に、私のように、あんな過激な風刺週刊誌を発行しなければ、こんな惨事はなかったという考え方や、一般のイスラム教徒と過激派の混同は避ける提案を訴える記事には、思いっきり反発しています。道徳的発言は、、、、、残念ながら非常に少数です。
完全無知、と思える発言にも多くの賛同があるのには、驚かされます。そういった発言、無実の一般イスラム教徒への暴力による反撃が、新たなテロリストを作ることは「火を見るより明らか」であることに、各国の政治家も気づかないようです。確かに、大都市の真ん中で起きた惨事であるから、、、十分理解でしますが、、、。ただ、ヒステリックに対応すればするほどに、過激派やテロリスト達の思う壺に思えて仕方がないのですね。

「言論の自由」を主張するあまりに、高いつけを払わなければいけない。まだ自分だけの問題なら良いです。過激な自己主張が過激派やテロリストの餌になり、その為に街全体、国全体の安全に影響を及ぼすのは、やはり避けなければならないと思います。
それでも、意固地にまでに主張しているのが、今の現状です。


いずれにしても、理由は何にせよ、こんな野蛮な行動は絶対に許すことはできません。それに乗ってしまうことも避なければいけないはずです。
R.I.P for all the victims of the unnecessary wars!!!!!!! 

これがアップされる頃には、何らかの解決ができているでしょう。HOPE!!!



1/06/2015

1997~2015、今!

さっき手違いでアップしたブログ、又デリートしたので、もしアップロードして見た方、ご迷惑をおかけしました。すみません。これが本稿です。

去年(2014年)の24日から今年(201 5年)の5日まで、ゆっくりお休み、、、だったのは主人と娘。私はいつもと変わらず、、、、。でも朝が遅いのは、すごく楽でしたね。
12月25日は伝統のクリスマスを弟夫婦宅にて、26日のボクシングディは友人達とロングウォーク、N. Y.のイブは静かに主人とTVのドラマを見るだけで、年が開けたのも分からなかった、ハハ!
他のTV局ではカウントダウンのオンパレード、各地では花火が上がっていましたような、、、、。

前にも書きましたが、私達は本当に「アマノジャク」だと思います。どうも人々が好のむ物を避けるけ傾向があるみたい、、、、。皆さんの大好きなTVシリーズ「East Ender」「Downton Abbey」「Strictly dancing」「X factor」等々、いっさい無視です。全く興味がありません。私達、巷のゴシップには一切関わりがないのです。
まぁ、私は昔からそうでしたか、、、射手座、申年、0型の典型的な人間のようです。いつも、皆と反対の方向を見ていましたね。
15オで家を出て別府市にあった美術系の高校に行ったのですが、将来仕事なるデザインとかを専攻せずに彫刻を勉強、、、。その後、大阪の短大を正義感の強さからドロップアウトし、それから色々な土地に住み、結局東京でイギリス人の主人と「できちゃった婚」。それまで、どうやって生きて来たのか、、、実に不思義です。その息子ももう25才、日本で働いています。そして、主人の仕事で1991年にルクセンブルグに来て、その後イギリスのブリストル (Chew Magna) に帰って来ました。21才の娘はルクセンブルグで生まれています。今年2015年、日本を出て、いやぁ24年ですよ!!月日の経つのは本当に早いですね。「光陰矢の如し」
(ちょっと残念なのは、結婚後、と言うか子供ができた後、ウルトラオーソドックスな生活になってしまったこと? 実は今、これらのブログ等で昔の過激さを取り戻そうとしています。)


12月29日の朝、我が家の庭です。珍しく霜が降り、木々には樹氷が、、綺麗ですね。

この家も去年一度は売れたんですよね。でも買い手は、私達が家を探しているのにしびれを切らせて買うのをやめてしまった!!  2015年が明けた今、また考えなくては、、、、。
この家には16年住んでいるのですよ、長いですよねぇ。私のデザインのキッチンだし、写真のように大きな庭は市内では無理なので考えているんです。本当に引っ越したいのかって、、、。同じ位の価格でサイズはかなり小さくなります。主人とよく相談して決めますね。
アーカイブに「増築日記」がありますので、みて下さい。



1/01/2015

謹賀新年 2015


今年もよろしくお願い申し上げます!! 

以下、他のブログもよろしく!
Touch of Japan」英語です。
「英国歳時記」http;//masuyo-no-eikokusaijiki.blog.jp  日本語、このプログの姉妹ブログです。
「マスヨのキッチン」http;//masuyo-no-kitchen.blog.jp  料理読本、日本語です。

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The family Christmas!

今年は、主人の弟家族の番で、もちろん大きな大きなターキー(七面鳥)で超伝統的なクリスマスでした。弟夫婦夫と子供達、そして夫の奥さんのお母さんの 5 人に、私達夫婦と娘の 3 人、の 総勢 8 です。私達の息子は、今日本に住んでいるので欠席でした。(ちなみに彼は、友人とフライドチキンとラーメンでのクリスマスでした。女っ気がない!?)



たぶん15ポンド(約7Kg 弱)位の大きさ? 野菜は、定番の芽キャベツのチェスナッツスタッフィング、ニンジン、ポテト、紫キャベツ。クランベリーソースとブレッドリースはかかせません。デザートは、クリスマスプティング(ブランデーをかけ火をつける)、タルトタタン、ログの型のロールケーキ。Yammy!  食後はオープンファイアの前でTVなどを、、、リラックス!

これだけ大きなターキー、今年も BBO で!!弟夫婦の家のオーブンは十分に大きいの大きなターキーは入りますが、やはり他のが入らないのでいで BBQ が重宝します。それに、たった2時間半で焼き上がるんですからね、、、。


さあ、来年は、どこでファミリークリスマスかしら?×××