1/09/2015

「言論の自由」?

すみません、ちょっとヘビーかも知れませんが、ふと思っていることです。

今、イギリスでも新聞やテレビで、フランスの風刺習慣新聞社「Carlie Hebdo(シャルリーエブドウ)」襲撃惨殺事件が報道されています。詳しいことは、朝日新聞 を見て頂いて、、、。


以前にも過激な風刺でかなり批判を受けたり、イスラムの過激派から襲撃を受けたりの同社ですが、ついに高い報酬を払わなくてはならなくなった、、、。批判のイラストレータを含む12人がアルカイーダを名乗る3人組に襲撃を受け殺されたのです。Paris のど真ん中で起こったテロ事件。こちらイギリスでも大きな衝撃を受けています。英語の報道は The Guardian 又は BBC でどうぞ。

ここで取り上げたいのは、事件そのものより、「報道の自由」がどこまで許されるか、、、?
行き過ぎた批判の為におきた惨殺事件、秋興に限らず、全てに対して尊敬の念を持っていれば、こんな事件はありえなかったという意見もあります。私もそう思います。
私は、人に不快感や悲しみを与えたり、(特に他宗教を)批判したりすることが、「報道の自由」の上に許されて良いか、なんでも言って良いものか、、、疑問に思います。
ただ、テロリスト問題は根が深いので、単に不快に思っての報酬だとは思えないので、これは全く別問題!!人道上の問題で、絶対に起きてはならないことです。犠牲になった方には、僧階を頂いている人間としても、心より祈りを向けたいと思います。


各新聞記者のコメントやそれらの読者のコメントを読んでみて、見事なまでに「目には目を、歯に歯を」式の考え方が浮き彫りになっていると感じます。もちろん「12 人の殺害事件」ですから、テロリストを批判するのは当然なのですが。(何度も言いますけどね、、、。)
問題なのは、これらのテロリストたちはイスラム教徒(極端な過激派で、宗教を利用しているだけ)であるから、他のイスラム教徒も百話一絡げで、同じように考える傾向がある、と言うことでしょう!!!無知としか言いようはないのですが、現実です。すでに各地で、ケバブショップやモスクが焼き討ちにあっています。2001年に起きた 9/11 テロでも同じでした。この事件を機会にイスラム教に対する風向きが、思い切り変わったんです。アメリカだけでなく、イギリスでも、多分ヨーロッパででも同じでしょう? ここでもまたまた「目には目を、歯に歯を」で中東アジア侵略戦争の泥沼となったわけです。

イギリスでは、いろいろなタブーがけっこうあるんです。風刺マンガは各新聞でも必ずありますし「Carlie Hebdo」のように風刺が売り物の週刊誌「Private Eye」も存在します。昔からイギリス人のブラックユーモアは有名でしょう。でも、基本的に風刺の対象は、常に政治家やタレントで、一般人に対する差別的な発言は簡単にはできない社会なのです。
ちょっとでも反人権的な言動があれば、これこそ批判の対象となるのですからイギリスのメディアはかなり道徳的だと思いますね。やはり紳士の国ですか?
ところが、今回は、かなり過激に「Carlie Hebdo」の過激風刺画に賛同しています。紳士の国の国民も冷静さを失っているような。まぁ、全てのイギリス人が紳士的かというと、そうではありませんが。

逆に、私のように、あんな過激な風刺週刊誌を発行しなければ、こんな惨事はなかったという考え方や、一般のイスラム教徒と過激派の混同は避ける提案を訴える記事には、思いっきり反発しています。道徳的発言は、、、、、残念ながら非常に少数です。
完全無知、と思える発言にも多くの賛同があるのには、驚かされます。そういった発言、無実の一般イスラム教徒への暴力による反撃が、新たなテロリストを作ることは「火を見るより明らか」であることに、各国の政治家も気づかないようです。確かに、大都市の真ん中で起きた惨事であるから、、、十分理解でしますが、、、。ただ、ヒステリックに対応すればするほどに、過激派やテロリスト達の思う壺に思えて仕方がないのですね。

「言論の自由」を主張するあまりに、高いつけを払わなければいけない。まだ自分だけの問題なら良いです。過激な自己主張が過激派やテロリストの餌になり、その為に街全体、国全体の安全に影響を及ぼすのは、やはり避けなければならないと思います。
それでも、意固地にまでに主張しているのが、今の現状です。


いずれにしても、理由は何にせよ、こんな野蛮な行動は絶対に許すことはできません。それに乗ってしまうことも避なければいけないはずです。
R.I.P for all the victims of the unnecessary wars!!!!!!! 

これがアップされる頃には、何らかの解決ができているでしょう。HOPE!!!



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